「借金なんてするんじゃねぇ」…40代後半で気づいた本当の自由:お金の学び直し

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なぜ今「借金なんてするんじゃねぇ」が刺さるのか

借金なんてするんじゃねぇ」という言葉を初めて耳にしたとき、思わず胸がズキッとしました。
リベラルアーツ大学(通称:リベ大)の動画の中で両学長が語っていたこの一言が、なぜか自分の胸に深く突き刺さったのです。

私は現在、48歳を目前にしています。
長年働き、家庭を築き、マイホームを購入し、車も何台か乗り継いできました。
自分なりに堅実に生きてきたつもりでしたが、いま思えば「お金との向き合い方」はあいまいなままでした。

28歳で住宅ローンを組み、終身・養老・変額・個人年金といった貯蓄型保険に毎月かなりの額を支払い続けてきました。
車は新車を購入するたびにローンを組み、現在も2件の返済が残っています。住宅ローンは60歳で完済予定です。

一見すると “健全な家計” に見えるかもしれません。でも内心では、いつも「お金に縛られている感覚」がありました。
目に見えないプレッシャーと、手取りの中でいかにやりくりするかに毎月悩んでいたのが本音です。

リベ大のその一言は、そんな私に向かって「もう一度立ち止まって考えてみろ」と教えてくれた気がしたのです。

完済しても自由になれなかった理由

私が初めて住宅ローンを組んだのは28歳のとき。
家族のため、将来の安心のため、と思って選んだマイホームでした。

その後も車は新車を中心に何台か乗り継ぎ、購入のたびにローンを組みました。
さらには、将来の備えとして各種の貯蓄型保険にも加入。気づけば、月々の支払いが家計の大きな割合を占めていました。

しかし、それらの支出には「不安」がつきまといました。
貯金は思うように増えず、臨時の出費があると焦る。生活に余裕はなく、精神的なゆとりも削られていきました

返済を進めても、次のローンが始まる。
借金は返してるのに、なぜか自由じゃない」── それが私の現実でした。

そんなとき出会ったのがリベ大の動画。
借金なんてするんじゃねぇ
この言葉は、まるで過去の自分に言われているようで、しばらく動画を止めて考え込んだのを覚えています。

「借金なんてするんじゃねぇ」の意味を深掘りする

「借金」という言葉に、私はずっと違和感がありました。
リボ払いやキャッシングはしていなかったし、「ちゃんと返してるんだから問題ない」と思っていたからです。

けれどリベ大の考え方は、その認識を根底から覆しました。

住宅ローン、車のローン、長期の保険契約 ──
それらは「資産形成の手段」と言える一方で、未来の自分の自由” を少しずつ売っている側面もある。
そう気づかされたのです。

借金の怖さは、金利や返済額だけではありません。
それによって「働き続けなければならない状況」を自分で作り出し、「選べない人生」に縛られてしまうこと。
私が感じていたあの “自由のなさ” は、まさにそこから来ていたのでした。

今思えば、「保険に入りすぎていたこと」「身の丈以上の車を買っていたこと」
どれも悪気はなかったけれど、考え方が未熟だったのです。
「安全」「備え」と思っていたものが、実は身動きを取れなくしていた ── そんな気づきでした。

さらに、「お金の不安があると、日々の選択肢も減っていく」という現実にも直面しました。
子どもの進学、転職の機会、家族旅行や趣味の時間 ── すべてが “支払い” を軸に考えなければならない
借金は、人生の自由度を静かに削る存在だということに気づかされました。

リベ大で変わった生活習慣

経済的自由への旅

リベ大との出会いは、まさに “学び直し” の始まりでした。
お金に強くなるための「5つの力(貯める・増やす・稼ぐ・使う・守る)」という概念は、自分の中に足りなかった視点を見せてくれました。

中でも特に心に響いたのが、「使う力」と「守る力」です。

私はまず、保険の見直しから始めました。
本当に必要な保障を見極め、今ではシンプルな掛け捨て型へと整理しました。
長く支払い続けてきた保険を見直すのは勇気がいりましたが、「自由を得るための一歩」だと考えるようになりました。

家計簿アプリも導入し、固定費の把握と見直しを始めました。
“毎月自動で出ていくお金” を減らすことで、心にも少しずつ余裕が生まれています。

また、夫婦でお金の話をする機会も増えました。
以前は私一人で抱えていた家計のことを、今では共有しながら改善しています。
会話の中で気づかされることも多く、価値観のすり合わせが家庭の安心感にもつながっています。

最近では「欲しいものができたら、まずは積み立てから」と自然に考えるようになりました。
ローン前提ではなく、“自分のお金で買う” という習慣が、精神的な安定につながっています。

もう借金はしない。長期契約もしない

経済的自由のサイクル

リベ大やリベシティの学びを通じて、私ははっきりと決意しました。

もう借金はしない。

長期で自分を縛る契約は結ばない。

これからは「選べる暮らし」「備えてから買う暮らし」に切り替えていきます。

たとえば、今後もし車を買うことがあっても、現金で一括購入できない限りは手を出さないつもりです。
新たな契約ごとに、解約条件や “縛り” を必ず確認します。
これは単なる節約ではなく、未来の自由” を守るための投資だと考えています。

借金というのは、金額以上に「気づかないうちに自分を縛る仕組み」だと、今ならはっきり分かります。
それに気づいた今、選択肢のある生き方に一歩ずつシフトしている実感があります。

これまでの人生では、「とりあえず契約」「とりあえずローン」が当たり前でした。
しかし今は、“自分で選んで契約する” という意識を持つようになり、生活の質も大きく変わってきました。

借金をしない暮らしは、派手さはないかもしれません。
でも心の安定感、自由度、未来への見通し──どれも以前とは比べものになりません。

老後と借金の心理的負担

現在の私は48歳。住宅ローンの完済予定は60歳、車関連のローンは残り3年と6年です。
この「完済予定が見えている」という状態は、かつての私にとっては安心材料でした。

ですが、リベ大の言葉に触れた今では、見えた「完済」の先にある時間の方がずっと重要だと感じるようになりました。

もし60歳でローンが終わったとして、その後の生活費や健康状態、家のメンテナンス費用などはどうなるのか ──。
借金を返し終わることがゴールではなく借金に縛られない時間をいかに長く過ごせるかがカギなのだと気づいたのです。

返済が残る状態で定年を迎えるプレッシャー。
急な出費があるたびに感じる不安。

精神的な健康とお金のストレスは密接に関係しており、「心の自由」を得るには、“借金がない” という状態がとても大切だと実感しています。

今後の生活を安心して送るためには、借金が “ない” ことが最大の備えになる ── そう強く意識するようになりました。

お金との向き合い方の変化

お金とどのように付き合うべきか?

私はリベ大に出会うまで、「貯金がある=安心」「ローンは普通」という認識でした。
でも今では、生活を守るには “毎月の流れ” を意識することの方がずっと大切だと考えるようになりました。

家計の支出を見直す際、私は「これは今の私たちの価値観に合っているか?」という視点を持つようにしています。
教育費、日用品、保険、通信費 ── どれも一度は見直しました。

例えば通信費は、大手キャリアから格安SIMへ。
保険も、無駄な特約を外して掛け捨てに。
見直すたびに、“身軽さ” と “安心感” が少しずつ増えていくのを感じました。

さらに、「お金の話」を共有することも増えてきました。
家庭の価値観として、「借金はしない」「備えてから動く」という考え方を、少しずつ伝えています。

「お金を貯める」よりも「お金とどう付き合うか」のほうが、人生を左右する。
そう思えるようになったのは、学び直しを始めてからの大きな変化です。

支出ではなく “価値” に目を向ける暮らし

リベ大で学んだ中でも、特に私の価値観を大きく変えたのが「お金の使い方」に関する考え方です。

それまでの私は、「必要だから買う」「安いから選ぶ」といった “価格基準” でお金を使っていました。
ですが、今では「その支出が自分にとって価値あるものか?」という視点に切り替えています。

たとえば、モノを買う前に「これは本当に生活を豊かにするか?」「時間や体験と引き換えにする価値があるか?」と自問するようになりました。

その結果、以前よりも買い物の頻度は減りましたが、後悔することもなくなり、満足度は確実に上がっています

食事にしても、以前は節約優先で安さ重視でしたが、今では健康を守る投資」と考えて質にこだわることもあります。この食事への投資と、「階段登り降り」という運動による投資身体への投資の「両輪」を成しています。

「支出」ではなく「価値」を見る ── これだけでも、日々の選択がポジティブになり、暮らしに豊かさがにじんできます。

この視点が身についてから、欲しいものに対して「お金があるから買う」ではなく、「これに価値を感じているか?」と問いかける癖がつきました。

その問いの先に、必要なもの・不要なものの線引きが自然とできるようになったのです。

同世代・若い世代へのメッセージ

私のように40代〜50代を迎え、「このままでいいのだろうか」と漠然と不安を感じている方は少なくないと思います。
子育てや住宅ローンが一段落しても、老後や健康への不安、親の介護、働き方の変化など、次々と課題はやってきます。

そんな中、「もう遅い」と諦めてしまいそうになることもあるかもしれません。
ですが私は、40代後半からでも学び直しを始めて、明確に人生が変わってきたと感じています。

遅すぎることはない ── 本当にそう思います。
人生100年時代、たとえ50歳でも、あと50年残っているかもしれない。
その時間をどう生きるかが、これからの “本番” だと感じています。

そして20代、30代の若い世代のみなさまへ。

借金なんてするんじゃねぇ」──この言葉は、脅しではなく “自由を守るための優しさ” だと、今の私は思います。

今は「みんなやってるから」「大丈夫だろう」と思っているかもしれません。
けれど、数十年後の自分が同じ言葉を叫びたくなるかもしれない。

だからこそ、この記事が「自分の未来を考える」きっかけになればうれしいです。

借金を避けることは、単に支出を抑えることではなく、選べる人生” を残すための工夫です。
お金と丁寧に向き合う暮らしは、誰の人生にも、きっと豊かさをもたらしてくれます。

まとめ ──「借金なんてするんじゃねぇ」が変えた人生

借金なんてするんじゃねぇ」── この言葉に出会って、私はようやく立ち止まることができました。

今も住宅ローンや車のローンは残っていますが、それらを終える見通しが立ち、ゴールに向かって積み重ねている日々は、以前よりもはるかに心が軽いです。

そして今、こう思います。
もし20代の自分がこの言葉を聞いていたら、もっと自由に生きられたかもしれない
でも、今からでも遅くはない。そう信じて学び直しを続けています。

お金に対する知識と意識を変えたことで、見える景色も変わってきました
この記事が、かつての私のように「何が正解か分からず不安」な方にとって、ひとつのきっかけになれば幸いです。

借金なんてするんじゃねぇ」──それは、“自由に生きる” ための第一歩
あなたの未来にも、きっとその言葉が届きますように。

おことわり

本記事は筆者自身の過去の経験と、学び直しを通じた気づきを元に執筆しています。

リベラルアーツ大学(リベ大)およびリベシティの紹介は、あくまで個人的な体験を通じた一例であり、特定のサービスを推奨・保証するものではありません。

お金に関する判断は、ご自身の状況や専門家への相談をふまえてご判断ください。

本記事で使用した画像はNapkin AIを利用しています。

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この記事を書いた人

30代後半から階段の登り降りを始め、10年近く継続中。
週2〜3回の運動で13 kgの減量に成功した経験をもとに、
無理のないシンプルな健康習慣を発信しています。

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