完璧も毎日更新も目指さない。だから続けられた
「ブログって、どうしてこんなに続かないんだろう…?」
40代で副業ブログを始めて、私が最初に感じたのはこのもどかしさでした。やる気はあるのに、仕事や家のことに追われて時間が取れない。完璧を求めすぎて記事が完成しない。PVや収益を見ては落ち込んでしまう…。
でも、そんな中で気づいたのは「やらないことを決める」のが、継続のカギだということです。
私はこの3つを “やめる” ことで、週1ペースの更新を無理なく続けられるようになりました。
この記事では、40代の私がブログを続ける中で見つけた「やらない工夫」を3つ紹介しています。
- 完璧を求めないことで、公開のハードルが下がる
- 毎日更新しないことで、負担が減って続けやすくなる
- 数字に一喜一憂せず、書くこと自体を楽しめるようになる
ブログを始めたけれど、モチベーションが続かない、時間が足りないと感じている方には、きっとヒントになる内容です。
「何を足せば続くか」ではなく、「何を引けば続くか」という視点で、肩の力を抜いて読んでいただければと思います。
完璧を目指さない:「60点で出す」をルールにする

ブログを始めたばかりの頃、私は1記事に何時間もかけていました。タイトルの言い回しに迷い、見出しを何度も修正し、細かな言葉遣いを延々と直してしまう…。気づけば日付が変わっているのに、まだ下書きのまま。
なぜそんなに時間がかかるのか?
今思えば、それは「完璧な記事」を目指していたからです。検索上位に表示されるには、SEOを意識して構成を整え、誤字脱字なく読みやすく、なおかつ独自性のある記事でなければいけない。そんな “理想” に自分自身を縛っていたのだと思います。
でも、その完璧主義こそが、ブログを「続けられないもの」にしてしまっていたのです。
そこで私はある時から、「60点でもいいから公開する」というルールを自分に課すようにしました。もちろん最低限のクオリティは守ります。でも、「完璧じゃなくてもいい」「まずは出して、あとで直せばいい」と思えるようになったことで、公開までのハードルがぐっと下がりました。
私が決めている “60点チェック” はこんな感じです:
- 読者の検索意図に答えているか?
- タイトルと導入に違和感がないか?
- 各見出しにそれなりのまとまりがあるか?
- 「まずは読める状態」になっているか?
これらを満たせば、細かな表現や構成の迷いは後回しでOK。
実際に公開したあとで見直すと、意外と気にならない部分も多いものです。
たとえば、以前は記事タイトルの語尾を「です・ます」か「〜とは?」かで30分も悩んでいたこともあります。でも今では、「まず公開して反応を見てから直せばいい」と思えるようになりました。
実際、後から読み返すと「あのとき悩んでいた部分って、そこまで重要じゃなかったな」と気づくことも多いです。それよりも、公開することで得られる「達成感」や「改善ポイント」の方が大切だと感じています。
「完璧」を求めないことは、「雑に書く」ことではありません。
自分で決めた基準を守りつつ、“できること”と“やらないこと”を分けること。
それが、私にとっての第一歩でした。
毎日更新を目指さない:「週1ペースで “積み重ね” を意識」

「毎日更新しないと意味がない」「頻度が落ちるとSEOに悪影響」
ブログを始めると、こんな情報に影響を受けることがあります。私もそうでした。とにかく毎日、何か書かなきゃ、と自分を追い込んでいました。
でも、仕事も家事もある40代には、「毎日ブログを書く」こと自体が負担になりがちです。実際、無理して更新を続けていた時期は、ブログを書くのが苦痛になりかけていました。
そんな中で私が取り入れたのが、「週1回の更新に絞る」というルールです。
週1回でいい。
そのかわり、無理なく書けるテーマで、自分の言葉で、丁寧に積み重ねる。
この考え方に変えたことで、心の余裕が生まれ、むしろブログが “長く続く習慣” になりました。
私の場合は「日曜の朝に更新する」というマイルールを設定しています。
前日に記事を整え、日曜の朝に公開ボタンを押す。
この “更新のリズム” を決めたことで、「今日は更新日だな」という意識が自然と芽生え、習慣として定着しました。
結果として、1年近くコンスタントに更新を続けられています。
週1更新にしてからは、生活リズムにもよい変化がありました。たとえば、平日はちょっとしたネタ出しや構成を考えるだけにして、金曜か土曜に少しずつ書き進める。これが自分にとっての “ちょうどいい” ペースになりました。
大切なのは、「更新しなきゃ…」という義務感ではなく、「書きたいな」と思える余裕をつくること。週1という制限があるからこそ、ブログが息の長い活動として定着した気がします。
ブログはマラソンのようなもの。
一時的に全力で走るより、「自分のペースで継続できる仕組み」をつくる方が大事です。
毎日更新しないと意味がない——そんな思い込みを手放すことで、
「細く長く続けられる」ブログ運営が見えてきました。
PVや収益を追いすぎない:「書きたいテーマを軸にする」

ブログを始めた多くの人が、どこかで一度はぶつかるのが「数字の壁」です。
「アクセスが増えない…」
「収益がまったく出ない…」
私もその一人でした。
ブログを始めた当初は、毎日のようにGoogleアナリティクスやアフィリエイト管理画面を見ていました。「今日は何PV?」「収益は?」と、数字ばかりが気になって仕方なかったんです。
でも、そんな風に数字ばかり追いかけていると、だんだん気持ちが疲れてきます。
「せっかく時間をかけたのに、誰にも読まれていない…」
「稼げないブログなんて、意味あるのかな…?」
そんな時、ふと立ち返ったのが「自分が本当に書きたいことって何だっけ?」という視点でした。
私の場合は、「40代の健康」「運動習慣」「副業としてのブログ運営」など、自分自身の経験からくるテーマが、自然と文章になっていきました。
誰かにとって役に立つかどうかは分からなくても、自分にとって意味がある。
まずはそれを発信しようと決めてから、数字に一喜一憂することが減っていったのです。
書きたいテーマに戻ったことで、読者からのリアクションも変わってきました。「自分も40代で健康に悩んでいたので参考になりました」といったメッセージをいただけることが増えたのです。
アクセス数ではなく、たった1人でも「役に立った」と言ってくれる人がいる。
その実感が、何よりのモチベーションになります。
もちろん、ブログで収益を出すことは目的のひとつです。
でも、それを “唯一の目的” にしてしまうと、楽しさが失われます。
読まれるために書くことは大切。でも、「読まれるかどうか」よりも、「書きたいかどうか」を大事にしたほうが、長く続けられる。
収益は “結果” であって、“原動力” ではない。
そのバランスに気づけたことが、私のブログ運営の大きな転換点でした。
まとめ:無理しない継続が、結果につながる

ブログを続けるのって、思った以上にエネルギーが要ります。
とくに40代になると、仕事や家庭、健康など、日々の優先事項がどんどん増えていく中で、「書く時間」を確保するのは簡単ではありません。
だからこそ、「やること」より「やらないこと」を決めることが、継続のカギになります。
私が実践しているのは、次の3つの“やらない工夫”です:
この3つを心がけることで、ブログは「頑張って続けるもの」から、「日常の一部」として自然に続けられるようになりました。
今、もしブログ運営に悩んでいる方がいれば、
“やらないこと” を一度見直してみてください。
それが、あなたにとっての「続けられるブログ」への第一歩になるかもしれません。
最後に、あなたにひとつ質問させてください。
今、あなたが「ブログがしんどい」と感じているのは、
“やらなきゃ”と思い込んでいることが多すぎるからではありませんか?
毎日更新、完璧な文章、高い収益…。
それ、本当に「今のあなた」に必要なことでしょうか?
誰かと比べなくてもいいんです。
頑張りすぎなくても、更新頻度が少なくても、自分のペースで続けていれば、
それは間違いなく「あなたにとって意味のあるブログ」になります。
だからこそ、時には立ち止まって、こう問いかけてみてください。
「これは、本当にやらなきゃいけないこと?」
その答えが見つかれば、きっとブログはもっと自由に、もっと軽やかに続けられるようになりますよ。
おことわり
この記事は、筆者自身のブログ運営経験をもとに執筆しています。感じたことや実践している工夫はあくまで一例であり、すべての方に当てはまるとは限りません。
ブログのスタイルや目的は人それぞれですので、「自分に合いそう」と思える部分があれば、ぜひ参考にしてみてください。
本記事で使用した画像はNapkin AIを利用しています。
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