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「ビタミンD3+K2って本当に必要?」と感じたあなたへ
最近「ビタミンD3とK2は一緒に摂るといいらしい」と耳にしたことはありませんか?
免疫力のサポートや骨の健康維持に関心がある方のあいだで、注目されている栄養素の組み合わせです。
私自身はこのサプリメントをまだ取り入れていませんが、健康や栄養について関心があり、信頼できる情報をもとにじっくり調べてみました。
その中で感じたのは、D3+K2のサプリがすべての人に必要なわけではないということ。
ただし、日照不足が気になる方や、加齢による骨のケアを意識している方にとっては、選択肢の一つとして検討する価値がありそうです。
この記事では、
- ビタミンD3とK2の働きと相乗効果
- どんな人におすすめされているのか
- サプリの選び方や飲み方の注意点
などについて、やさしい言葉で整理してみました。
私と同じように「気になるけどまだ使っていない」方にとって、判断の参考になればうれしいです。
ビタミンD3とK2の働きと相乗効果とは?

ビタミンD3とK2は、骨や血管の健康を支える重要な組み合わせです。
以下に、各ビタミンの働きや「なぜ一緒に摂るとよいのか」を科学的根拠とともに解説します。
ビタミンD3の役割 ― カルシウムの吸収を促進
ビタミンD3(コレカルシフェロール)は、小腸でカルシウムの吸収を促進する働きがあります。
これが欠けると、摂取したカルシウムがうまく骨に届かず、骨密度の低下にもつながる可能性があります。
現代人に特に多い慢性的なビタミンD不足にも注意が必要です。
ビタミンK2の役割 ― カルシウムの “正しい場所” への誘導
ビタミンK2は、骨形成に必要なたんぱく質であるオステオカルシンや、血管へのカルシウム沈着を抑える MGP(Matrix Gla Protein)の活性化に不可欠です。
不足すると、カルシウムが適切に骨に運ばれず、血管に沈着するリスクが高まります。
オステオカルシンによる「脳の海馬」との関連、「短期記憶力の向上・学習能力の改善・認知機能の維持・向上」についてご興味があれば、次の記事もご覧ください。

D3とK2の“協力プレイ”と相乗効果
複数の動物・人体試験や臨床レビューでは、
- D3がK2依存たんぱく質の産生を高め、K2がそのたんぱく質を活性化
- 結果として、骨密度の改善や血管石灰化の抑制効果が単体よりも強まる
という協調効果が確認されています。
例として、閉経後女性への臨床試験では、D3+K2両方を補給したグループのみ骨密度が有意に向上したという報告もあります。
このように、D3が吸収を促す、K2が適切な場所へ運ぶという協力関係により、骨や血管の健康をより効果的に支えることが期待されます。
出典:The Synergistic Interplay between Vitamins D and K for Bone and Cardiovascular Health: A Narrative Review
Vitamin K2—a neglected player in cardiovascular health: a narrative review
The Importance of Vitamin K and the Combination of Vitamins K and D for Calcium Metabolism and Bone Health: A Review
こんな人にはおすすめ?:D3+K2が検討されるケース

ビタミンD3+K2サプリは、すべての人にとって必要なものではありません。
ただし、以下のような条件に当てはまる方は、栄養補助としての検討価値があると考えられています。
日光にあまり当たらない生活をしている人
ビタミンDは、皮膚が紫外線を浴びることで体内で合成されます。
そのため、室内での仕事が多い方や、外出の少ない高齢者はD不足のリスクが高いとされます。
厚生労働省の報告でも、日本人のビタミンD血中濃度は不足傾向にあり、食事やサプリでの補給が必要なケースがあるとされています。
閉経後の女性や高齢者で骨密度が気になる方
ビタミンD3とK2の相乗効果は、骨密度の維持に関心がある方にとって特に重要です。
とくに閉経後の女性は、エストロゲンの減少により骨からカルシウムが失われやすくなるため、D3+K2の組み合わせが役立つ可能性があります。
D3+K2サプリを摂取した閉経後女性を対象に、骨密度改善の傾向が見られたという研究も報告されています。
カルシウムサプリを摂っている人
カルシウムだけを大量に摂取してしまうと、体内で行き場を失ったカルシウムが血管に沈着するリスクがあるといわれます。
そのため、カルシウムサプリや強化食品を日常的に摂っている方は、K2の併用が勧められるケースもあるのです。
Matrix Gla Protein(MGP)はK2によって活性化され、血管の石灰化を防ぐ働きを持つことが知られています。
このように、生活習慣や年齢、サプリの摂り方によっては、D3+K2の併用が有用な選択肢となり得ます。
ただし、実際に摂取を始める前には、自分の食生活・日照状況・健康状態を見直したうえで、医師や管理栄養士に相談するのが理想的です。
出典:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書
The Importance of Vitamin K and the Combination of Vitamins K and D for Calcium Metabolism and Bone Health: A Review
Vitamin K2—a neglected player in cardiovascular health: a narrative review
ビタミンD3+K2サプリの選び方と比較のポイント

D3+K2がセットになったサプリは、海外製・国内製を問わずさまざまな種類があります。
ただし、含有量や配合成分、タイプの違いなどによって、効果の出やすさや相性が変わる可能性もあります。
ここでは、選び方の基準と、実際に人気のある製品の比較ポイントを整理してみます。
ビタミンD3の量(IU表示)
一般的なサプリでは、1日あたり1,000〜5,000 IUの製品が多く見られます。
厚労省の推奨量(成人:8.5 μg=約340 IU)より多めに設定されているのは、吸収効率や不足リスクを考慮してのものです。
ビタミンK2のタイプ(MK-4 or MK-7)
- MK-7(メナキノン-7)は体内での滞留時間が長く、少量でも効果が持続しやすいとされます
- MK-4(メナキノン-4)は食品にも含まれる型で、頻回摂取タイプが多いです
現在はMK-7を採用した製品が主流になっています。
添加物やベース成分(MCTオイルなど)
オイルベース(特にMCTオイル)に溶かした液体カプセルは、脂溶性ビタミンであるDとKの吸収率を高めるという利点があります。
また、アレルギー源となるグルテンや乳製品を含まないものを選ぶと安心です。
MCTオイルとは?
MCTオイルは「中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglycerides)」と呼ばれる油で、ココナッツやパーム由来の成分から作られています。
一般的な油よりも体内で素早くエネルギーに変わりやすく、脂溶性ビタミンの吸収を助ける効果があるため、ビタミンD3+K2サプリのベースオイルとしてよく使われています。
ブランドの信頼性・実績
AmazonやiHerbなどでレビュー数が多い製品は、品質や継続しやすさの指標になります。
特に「ナウフーズ」「メタボリック」「サントリー」などは日本でも知名度があり、口コミ情報も多く見つかります。
おすすめのD3+K2サプリ比較:選び方のポイントとあわせて紹介
ここでは、実際に人気があるビタミンD3+K2のサプリを、配合量・K2のタイプ・価格帯などのポイントで比較してみました。
それぞれに特徴がありますので、ご自身の目的やライフスタイルに合ったものを選ぶ際の参考になればと思います。
D3+K2サプリ比較表(2025年版)
製品名 | 特徴 | D3量 | K2タイプ | 購入先リンク |
---|---|---|---|---|
ナウフーズ D3+K2 | 海外定番・高コスパ | 2,000 IU | MK-7 | Amazon 楽天 |
メタボリックメンテナンス | 高価格・高用量タイプ | 5,000 IU | MK-7 | Amazon![]() |
Solaray Vitamin D3 K2 | ベジカプセル・継続しやすい設計 | 5,000 IU | MK-7 | Amazon 楽天 |
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※上記は執筆時点での情報を元にした例であり、最新の成分表記は各公式サイト等をご確認ください。
サプリ選びのポイント再掲
- D3量が高すぎないか?(日常補給向けは2,000 IU前後)
- K2は持続性の高いMK-7か?
- 信頼できるメーカーか?
- 摂取継続しやすい価格か?
ご自身の目的(骨密度対策、日照不足補完、カルシウムサプリの補助など)に合わせて、無理なく続けられるものを選ぶのがベストです。
このように、それぞれの製品に特徴があるため、ご自身の目的(骨対策・免疫サポート・日常的補給など)に応じて選ぶことが大切です。
飲み方・タイミング・副作用などの注意点

D3+K2サプリは効果が期待できる一方で、「どう飲めばいいの?」「副作用は大丈夫?」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、よくある疑問にやさしくお答えしながら、安心して使うためのポイントをまとめました。
いつ飲めばいい?:飲むタイミングの基本
ビタミンDとKはいずれも脂溶性ビタミンです。
そのため、食後(特に脂質を含む食事の後)に摂ると吸収効率が高まるとされています。
また、「毎日同じ時間帯に摂る」ことで、体内の濃度が安定しやすいという意見もあります。
1日の摂取量の目安は?
日本の厚労省が定めるビタミンDの推奨量は1日8.5 μg(約340 IU)ですが、海外製サプリでは1,000~5,000 IUが一般的です。
一方、ビタミンK2の推奨量は明確に定められていないものの、MK-7型では一日当たり90~120μgが使われていることが多いです。
ただし、過剰摂取や持病がある方は、事前に医師や薬剤師へ相談することをおすすめします。
副作用の心配は?
D3やK2は過剰に摂りすぎなければ比較的安全性の高い栄養素です。
ただし、サプリメントで高用量を長期間摂取した場合、
- 高カルシウム血症(D3の過剰)
- 抗凝固薬(ワーファリン)との相互作用(K2)
などが報告されているため、自己判断での過剰摂取には注意が必要です。
特に血液をサラサラにする薬を服用している方は、K2が薬の作用に干渉する可能性があるため、必ず医師に相談してください。
このように、D3+K2サプリを安全に活用するためには「適切な量・タイミング・生活習慣とのバランス」を意識することが大切です。
出典:Vitamin D toxicity
Best Time to Take Your Vitamins for Maximum Benefits, According to a Pharmacist
5 Serious Side Effects of Vitamin D Supplements
まとめ:ビタミンD3+K2は “必要な人が選べる” サプリ

ビタミンD3+K2は、ただの流行ではなく、科学的な根拠に基づいた意味のある組み合わせであることが分かってきました。
この “協力関係” が、骨や血管の健康にとって理にかなった働きをするのです。
私自身は、いまの生活で大きな不調を感じているわけではなく、まだこのサプリを取り入れていません。
ですが、調べれば調べるほど、「特定の人にとっては十分に検討する価値がある」と感じるようになりました。
たとえば、
- 日照不足が気になる人
- 骨の健康を気にしている中高年の方
- カルシウムサプリを日常的に使っている方
こういった方は、まず生活習慣の見直しと合わせて、医師や専門家と相談したうえで選ぶのがベストです。
この記事が、「なんとなく気になっていた」D3+K2について、ひとつの判断材料になればうれしいです。
おことわり
本記事は、筆者がビタミンD3+K2サプリを実際に摂取していない立場から、医学的文献や公的機関の資料、各製品の公式情報などをもとに構成したものです。
あくまで調査ベースでの一般的な情報提供を目的としており、特定の製品や摂取を推奨するものではありません。
摂取を検討する際は、体質や服薬状況に応じて、医師や薬剤師など専門家にご相談のうえ、ご自身の判断で選択してください。
本記事で使用した画像はNapkin AIを利用しています。