ブログ運営で気づいた “続ける力” :収益よりも大切だったこと

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“続ける”ことがこんなに難しいなんて

「ブログで収益を得たい」「副業として育てたい」──私がブログを始めたきっかけも、そんな思いからでした。

でも実際に続けてみると、思った以上に結果は出ないし、誰にも読まれていないような日々も続きます

そんな中で私が気づいたのは、「数字」よりも大切なものがあるということ。
ブログを続ける中で得られた “習慣” や “自分なりの気づき” が、今では私の大切な財産になっています。

今回は、そんなブログ運営を通じて私が感じた「続けることの意味」と、「無理なく継続するために意識していること」を正直にお話ししてみたいと思います。

はじめに|なぜ “続ける” ことにこだわってきたのか

私がブログを始めたのは、何かを「積み重ねていきたい」という気持ちからでした。
40代に入り、仕事も生活もある程度落ち着いてきた反面、「このままでいいのか?」という漠然とした不安もありました。
そんなときに出会ったのが、「ブログで発信する」という選択肢です。

正直なところ、最初は「月に数千円でもいいから副収入になれば嬉しいな」と思っていました。
でも、実際に始めてみると、思った以上に時間がかかるし、手間もかかる
しかも最初は全然読まれない。
これは本当に意味があるのだろうか」と、自問自答する日も少なくありませんでした。

それでも更新を続けてこれたのは、「続けることでしか見えないものがある」と信じていたからです。
少しずつアクセスが増えて、誰かが自分の記事を読んでくれていると分かったときの嬉しさ。
文章を書くことで、自分の考えや習慣が整理されていく感覚
ブログは、単なる情報発信の場というよりも、私にとって “人生の習慣” の一部になっていきました。

この「続ける」という行為こそが、今の私にとって一番の財産です。
それは、他人と比較して得られるものではなく、「昨日より一歩だけでも前に進めたか」という、自分との小さな対話の積み重ねです。
だからこそ、収益よりもまず、「続けることの価値」を見つめ直してみたいと思っています。

続ける中で見えてきたもの

ブログの進化

ブログを続けていく中で、少しずつ変化を感じるようになりました。
最初のうちはアクセスもほとんどなく、書いた記事が誰かに届いている実感すらありませんでした。
でも、ある日ふと気づいたのです。「誰かが検索して、この記事にたどり着いている」という事実に。

たった1日数件のアクセスでも、「困っている誰かに届いているかもしれない」と思えるようになると、書く意味が少しずつ変わってきました。

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以前は「稼げる記事を書かないと…」と力が入っていましたが、次第に「役立つ情報を、私の言葉で伝えること」を大切に思えるようになったのです。

さらに、書き続けることで、自然と文章の組み立て方や、読者の検索意図を考える力も身についてきました。
日常の中でも、「これブログのネタになるかも」「これってどう説明すれば伝わるかな?」と考えるようになり、アウトプット前提で物事を見るクセがついてきたのも面白い変化でした。

また、ブログには「自分自身の思考を整理する効果」もあります。
モヤモヤしていたことが、記事として言語化できた瞬間にスッと腑に落ちることがある。
この経験を重ねるうちに、ブログは単なる収益ツールではなく、「考えを深めるための習慣」になっていきました。

特に印象に残っているのが、ある日書いた「階段登り降りの体験談」記事に、ひとつのコメントが届いたことです。
「まさに私も同じような状況で、この記事に背中を押されました」という内容でした。

アクセス数がすごいわけでもなく、SNSでバズったわけでもない。
それでも “誰か一人” の心に届いたことが、私にとっては大きな喜びでした。
ああ、自分の言葉が役に立つことがあるんだ」と思えたあの日が、今も執筆の原動力になっています。

📎 参考:私が継続の力を実感した一例として、階段の登り降りで13 kgした体験談もぜひご覧ください。

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私なりの“続けるコツ”

ブログのモチベーションサイクル

ブログを続けていると、「どうすればモチベーションを保てるのか」と聞かれることがあります。
正直なところ、モチベーションだけで走り続けるのは難しいです。
むしろ、気分に左右されずに “淡々と続けられる仕組み” を作ることが、長く続けるための鍵だと感じています。

完璧主義を捨てる

最初は「ちゃんとした記事を書かないと」と思い込んで、1記事に何日もかけていました。
でも今は、「伝えたいことがあるときに、できる形で出せばいい」と割り切っています。
質を下げるわけではなく、“完璧でなくてもいい” という許容が続ける力になります。

書けることから書く

カテゴリやキーワードを意識しすぎて、「本当は書きたいけど検索されなさそう」と感じて見送ることもありました。
でも、書きたい気持ちがあるうちにアウトプットするほうが、結果的に読まれる記事になると気づきました。
今では「まず書く」「あとで整える」くらいの気持ちで向き合っています。

読者の反応に一喜一憂しない

アクセス数やSNSのリアクションは気になりますが、それに一喜一憂しすぎると疲れてしまいます。
自分の中で「今日もひとつ積み上げた」と思えることをゴールにするようにしています。
読まれなくても、それが “続ける力” につながっていると信じています。

そして、ある日ふと読まれたときに「続けていてよかった」と思える瞬間が、必ずやってくるのです。

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収益よりも大切だったこと

ブログを始めた当初、やっぱり一番気になっていたのは「どれくらい稼げるか」でした。
検索しては「〇ヶ月で〇万円達成!」という事例を見て、自分もあやかれないかと夢を見ていたものです。

でも、現実はそんなに甘くありませんでした。
思うようにアクセスは増えず、収益も微々たるもの
「これだけ頑張っても、たったこれだけ?」と思う日も正直ありました。

ただ、その経験を経て実感したのは、ブログの一番の価値は “金額”ではなく “習慣と成長” にあるということ。
記事を積み重ねていくことで、文章力や構成力、検索意図の捉え方が自然と磨かれていきます。
日々の暮らしの中でも「これはブログに書けるかも」というアンテナが立ち、思考が深くなるのも実感しました。

また、収益だけを追いかけると、どうしても「売るための記事」になってしまい、疲弊してしまいます。
一方で、「読者に届くものを、自分の言葉で書こう」と意識するようになってからは、執筆そのものが楽しくなってきました。

収益はもちろんありがたい副産物ですが、私は「書くことで得た時間と思考の積み重ね」こそが、何よりの財産だと感じています。
それは、ブログをやっていなかったら、きっと手に入らなかったものです。

続ける中で育っていった “書く自分” との対話は、これからも私の暮らしを支えてくれる気がしています。

まとめ|これからブログを続けたい人へ

ブログを始めたばかりの頃は、誰に読まれているのかも分からず、不安や焦りの連続でした。
それでも記事を書き続け、少しずつ積み上がってきた今、私は心から「続けてきてよかった」と思っています。

収益という目に見える成果ももちろん大切です。
でも、それ以上に「書き続けたこと自体が、自分の財産になっている」と感じる瞬間が増えてきました。
思考を整理し、日常を見つめ直し、誰かに届けるという習慣は、収益以上の価値をもたらしてくれます。

「続ける力」は特別な才能ではありません。
気分が乗らない日も、忙しい日も、ほんの少しでも “向き合う時間” を作ること。
それがやがて、自分の軸や習慣になっていきます。

これからブログを続けようとする方に、声をかけるとしたらこう伝えたいです。
焦らなくてもいいから、小さくてもいいから、自分のペースで積み重ねていけば、ちゃんと見える景色が変わってくる」と。

たとえ一記事、たとえ一文でも、それは未来の自分につながっています。
だからこそ、今日も私は、自分の言葉で書き続けていきたいと思います。

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この記事が、もしあなたの「あと1日、もう少しだけやってみよう」と思えるきっかけになれたら嬉しいです。

今日の積み重ねが、きっと明日のあなたの言葉になります。

おことわり

本記事は、筆者自身のブログ運営経験に基づいて執筆しています。収益やアクセスに関する効果は個人差があり、すべての方に同様の結果が出ることを保証するものではありません。

あくまで一つの体験談として、ブログを続ける上でのヒントとしてお読みいただければ幸いです。

本記事で使用した画像はNapkin AIを利用しています。

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この記事を書いた人

30代後半から階段の登り降りを始め、10年近く継続中。
週2〜3回の運動で13 kgの減量に成功した経験をもとに、
無理のないシンプルな健康習慣を発信しています。

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